世界から珍しい素材や質の高い皮を集め、イタリア職人の技術によりアイテムを作っていました。それらが、ブルジョアの間で評判になり、イタリア王室の御用達ブランドとなります。
プラダはこのように「貴族向け皮製品のブランド」として始めたため、最初のうちは「ワニ皮」や「オーストリッチ」などの素材をふんだんに使っていたのですが、そのうち、「動物愛護」の運動が高まってきたことや、デザインの流行性などが原因で、人気が凋落。
そんな中、1970年に国立ミラノ大学政治学科を卒業したミウッチャ(Miuccia・Prada)が祖父マリオの死後ビジネスに加わり、マリオが旅行用のバッグに使用していた工業用防水ナイロン生地ポコノに目を向け、今のナイロン素材のバッグを売り出し、世界的な大ヒットとなりました。
現在のオーナー兼デザイナーのミウッチャ・プラダという方は、特にファッションを専門に習ったわけではないのだとか。・・だからこそシンプルで使いやすい現代の働く女性に支持されるバッグを作ることができたのかもしれないですね。・・ただナイロン製のバッグにあのお値段は納得できないような気もしますが;。・・これぞブランドの力!!
プラダPRADA略年表
1913年 マリオ・プラダがミラノに皮革製品店PRADAを開業
1958年 マリオ・プラダ死去
1978年 孫娘のミウッチャ・プラダがオーナー兼3代目デザイナーに就任
1985年 シューズコレクションを発表
カジュアルなナイロン地であるポコノを使ったハンドバッグやリュックが大ヒット
1988年 レディースコレクションを発表
1993年 S/Sからセカンドラインの「ミュウミュウ」発表
ミュウミュウのブランド名はミウッチャの子供時代の愛称に由来
1995年 メンズウエア発表
1998-99 A/W から「プラダ・スポーツ」を発表
1999年 ヘルムート・ラング、ジル・サンダー、イギリスのシューズメーカーのチャーチーズと、他社を次々に買収
LVMHとは「LVP」という合弁会社を設立し、フェンディを傘下に収める
2003年3月29日 東京・銀座中央通りのセフォラ跡地に国内最大級のブティックをオープン
同年6月7日 東京・南青山にジャック・ヘルツォークとピエール・ド・ムーロン設計の国内最大の旗艦店「エピセンター・ストア」をオープン
現在のプラダグループの総帥はミウッチャ・プラダの夫であるパトリッツィオ・ベルテッリ、現デザイナーはミウッチャ・プラダ(Miuccia PRADA)
<参照・ソースサイト>
・ブランドやデザイナーの観点からファッションとモードを分析するファッション情報サイトファッション情報・ファショコン通信のプラダページ
・楽天市場内ロレックス、オメガ、エルメス、ブルガリ、グッチのブランド総合デパートリベルタ東京のメールマガジン
・BITMAPプラダ市場
・フリー百科事典『ウィキペディア』プラダPRADA
・・間違いなどあればご指摘いただけるとありがたいです;m(_ _)mby管理人スージー。